男性の妊活・育児・家事参加を応援するブログ『ベイビーリーフ』。管理人の”おーたむ”と申します。
今回は男性脳と女性脳の【会話】の違いに焦点を当てて解説していきたいと思います。
妊活中・育児中に奥様とどうしても口論になってしまうという方は、もしかしたら男性脳特有の会話で奥様を不機嫌にさせてしまっているのかもしれません。
男性脳が求める会話と女性脳が求める会話の違いを理解すれば、きっと奥様とのすれ違うことも少なくなるはずです。
目次
男性脳と女性脳の会話の違い

では早速男性脳と女性脳の会話の違いについて、男性脳・女性脳それぞれに分けて解説していきたいと思います。
男性脳は会話に結論、成果を求める
以前の記事、『男性脳と女性脳の違い。男性が妊活・育児を頑張っても奥さんに感謝されない理由。』でもご紹介していますが、男性は女性と比較して左右の脳の間にある『脳梁』という器官が細いということが分かっています。

脳梁は左右の脳の情報の【バイパス】のような役目を担っており、脳梁が太ければ太い程、左右の脳の連携が良くなります。
元々脳梁が細い男性脳は左右の脳の連携が弱いため、会話の際には言語や論理的思考を司る左脳をメインに使用するということが分かっています。
その結果、男性は会話に結論や成果を求めます。
つまり、何気ない会話の中にも何らかの【ゴール】や【落としどころ】が無いととても気持ち悪くなってしまうのです。
お笑いの世界で言う【オチ】というのは男性脳的な発想の最たるもので、男性脳の持ち主は会話に【オチ】が無いと気が済まないのです。
そういう視点が考えると、お笑い芸人の大半がもしかしたら男性脳の持ち主と言うことが出来るかもしれませんね。
女性脳は会話そのものの過程、会話への共感を重視する
対して、女性脳は会話に結論や成果を求めることは多くありません。ゴールやオチよりももっと大切なのは会話そのものの過程や会話に対する相手からの共感です。
男性陣の皆さんは奥様や女友達に対して
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『いや~よくそんな話で何時間もお茶していられるよね。。』
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『友達とそんなに長電話で何を話すの?』
などと思われたことは無いでしょうか。きっとあると思います。
男性から見たら『何の意味があるの?』と思ってしまうような女性同士の【他愛もない話】。
でも実は女性脳にとっては会話の意味や方向性・結論などはそれほど重要ではなく、会話そのものの過程や、会話に対するお互いの共感を楽しんでいるんです。
『このケーキ美味しそう!』
『あ~ホントだめっちゃ美味しそう!食べた~い!』
『え~私も~!』
というような流れです。実際にケーキが美味しいのかどうかはともかく、
『私も美味しそうに感じた!あなたと一緒だよ!』
という共感の感情を示し合うことで信頼関係を築き上げているのです。
男性と女性の会話はどうしたってすれ違う
これまで見てきたように男性脳と女性脳では会話に求めるものが全く違います。
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男性脳:会話に結論や成果を求める
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女性脳:会話そのものの過程を大切にし、お互いの共感を求める
こんなにも違う男性脳と女性脳が会話をすれば、すれ違いが起きてしまうこともう必然と言ってもいいかもしれません。
大切なことは男性と女性が会話に求めるものがそもそも違うということをしっかり理解し、お互いがお互いを尊重し合うことです。
特に男性は会話にすぐ結論を求めてはいけません。奥様から悩みを相談された時は
『ああそれなら〇〇すればすぐに解決じゃん』
とすぐ結論を言うのではなく
『そっか。それはちょっと大変だね。もうちょっと話聞かせて。』
と奥様の気持ちにそっと共感してあげましょう。
男性脳と女性脳の会話のすれ違いの実体験
では続いて我が家で起こった会話のすれ違いの実体験についてご紹介したいと思います。
今振り返れば「ああ、その言い方男性脳っぽいな~」ということが分かるのですが、男性脳・女性脳の違いというものが存在することすら知らなかった私は、よく奥さんを不機嫌にさせてしまっていました。
妊活中に奥さんが不妊治療のクリニックに行ってみようかなと相談してきた時の話
いきなりヘビーな話題になってしまい恐縮ですが、まぎれもない実話なのでお許しください(笑)
我が家は当時なかなか子供を授かることが出来ず、第一子が誕生するまでに約5年もの月日がかかってしまったのですが、妊活開始から2年半ほど経過したある日、奥さんから相談を受けたんです。
『ちょっと不妊治療のクリニックに言ってみようかなと思うんだけど、どうかな?』
私自身【不妊】という言葉を聞いた時に、正直かなり戸惑いました。
内心では『まだまだそんなところに行かなくても大丈夫でしょ。』と思ってはいたんですが、奥さんがなかなか子供ができないことにだいぶ悩んでいたことは十分承知していたので、
『いいんじゃない?俺も一緒に行くよ』
と答えたのです。
すると奥さんからこんな返答が。
『いや、、もっとちゃんと考えてよ。』
そして私はこう答えます。
『いやいや、ちゃんと考えてるよ。』
更に奥さんはこう返しました。
『全然考えてくれてないじゃん!!もういい!』
以後、数日間我が家ではほぼ会話無しの状態が続きました。
会話がすれ違ってしまった理由と対策例
さて、私の返答のどこがいけなかったのか、ちょっと考えてみましょう。
私の返答の【大失敗】は、いきなり結論を述べたことにあります。
『ちょっと不妊治療のクリニックに言ってみようかなと思うんだけど、どうかな?』
↓
『いいんじゃない?俺も一緒に行くよ』
会話の返答としてはたぶん何も間違っていないのですが、会話の過程や気持ちへの共感を重視する女性脳にとっては、上記の返答は【冷徹】に移ったのかもしれません。
このように答えていればきっと我が家の”冷戦”は起きなかったかもしれません。
『ちょっと不妊治療のクリニックに言ってみようかなと思うんだけど、どうかな?』
↓
『不妊治療かぁ。もう妊活始めて2年以上経つもんな。いろいろつらい思いさせちゃってごめん。正直、不妊治療って聞くとすごく怖いイメージがあるんだけど、どんな治療をするの? 分かる範囲でいいので教えてくれる?』
まずは奥さんが今まで悩み続けてきた”気持ち”に対してしっかりと【共感】をしてあげることが大切です。
更に女性は会話そのものの過程も重視するので、不妊治療という話題について『もっと聞きたい』と合いの手を入れてあげると女性はかなり安心します。
男性陣は油断するとすぐ結論を求めたがるんです。皆様も自覚があると思います。私はいっっっっっつもそうでした(笑)
でも女性が会話に求めているものは【共感】であり、【会話そのもの】なのです。
是非男性陣の皆様は肝に銘じておいてくださいね。
まとめ

今回の内容についてポイントをまとめておきます。
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男性脳と女性脳とでは会話に求めるものが違う
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男性脳は会話に結論や成果を求める
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女性脳は会話そのものの過程を大切にし、お互いの共感を求める
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男性は女性との会話においてすぐに結論を出そうとしてはいけない。まずは相手の話にしっかりと耳を傾けて、『そっかぁ、大変だったね』などと【共感】を示してあげることが大切。
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【共感】を示した後に女性がまだ話したそうな様子であれば『その話、もうちょっと聞かせて。すごく興味があるんだよね。』などと、会話を誘導してあげると女性はとても安心します。
いかがでしたでしょうか。
男性陣は特に奥様に対しては、ぶっきらぼうな対応を取ってしまうことが多いですよね。
でも奥様【だからこそ】毎日の妊活や育児での悩み・ストレスなどにしっかりと耳を傾けて話を聞いてあげましょう。
それだけであなたのご家庭にも少しだけ笑顔が増えることでしょう。
是非実践してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。