今回は女性側、男性側双方の不妊の原因についてリサーチしていきたいと思います!
突然ですが、男性であるあなたは”不妊”と聞いて、どのような想像をされるでしょうか?
私自身、妻の不妊治療を3年ほど経験しましたが、”不妊”の最初のイメージとは以下のようなものでした。
- ”不妊”とは女性側にほとんど原因があるものだと思っていた
- 男性側に問題がある例も聞いたことはあるが自分は大丈夫だろうと軽く考えていた
全ての人がそうであるとは言いませんが、男性にとって”不妊”とは
どこか他人事のよう
に感じられる方が少なくないかもしれません。
ですが、不妊に関する検査を続けて行く中で私自身も
もしかしたら自分に原因があるのでは?
と思うようになり、実際に男性不妊の検査を受けました。
結果的にどちらに原因があるかは分からずじまいでしたが、今振り返れば早い段階から不妊についての知識を事前にもっと知っていれば、妻に余計な不妊検査・治療をさせずに済んだのかもと少し後悔もしています。
以下の内容は実際に不妊治療をご経験された方の体験談です。
現在妊活中であるあなたにとって、不妊についてのリアルを知るための良い機会となるはずです。
是非最後までお読みいただき今後のご参考にしていただければ幸いです。
目次
不妊の原因を知るために女性側が取った行動

では、実際に不妊治療を経験されたKさん(女性)の体験談について見ていきたいと思います。
まずはKさん自身がとった行動について。
不妊かも?と感じまずは病院へ
私はまず真っ先に婦人科を受診しました。
いきなり病院に行くのはすごく抵抗がありましたが、今では一人で迷わずに病院に相談する決断をしたことは間違っていなかったと感じています。
もしかして不妊かも?と感じてらっしゃるようでしたら、まず婦人科へ行き、検査をしてみましょう。ネットや書籍などで調べてもはっきりとした原因はやはり分かりません。
産婦人科の中でも不妊治療をメインとして行っているクリニックは多々あり、そこへ行き相談してみると血液検査やホルモン値の検査を受けられます。
検査結果を踏まえて、ドクターから適切な治療方法のアドバイスがあります。
不妊治療のステップ
最初の不妊治療はタイミング法から始まり、排卵日など基礎体温を測りながら、周期をチェックしながら行いました。
でも、なかなか妊娠しないので、次のステップは人工授精になりました。
でもそれでも妊娠しないので、ご主人も検査してみましょう!といった流れになり検査することになりました。
不妊の原因は女性では無く男性側にもある!

不妊の原因が男性側にあるケースが増えている
不妊治療というと、どうしても女性側に問題があるような印象を受けがちですが、男性不妊のケースも多いと医師からハッキリと指摘があり、そして検査の結果、男性不妊だと原因が分かったので、夫と話し合いました。
やはり原因不明のまま不妊治療を続けていくのは辛いので、ハッキリと原因が分かり治療方針が決まったので、良かったです。
不妊治療の経験談
不妊の原因は、夫の精子の運動率が極端に少ない精子無力症だと分かり、顕微受精にて治療を行うことになりました。
精子無力症とは
精子無力症とは精子の運動率がとても低い状態のことです。 精子の運動率が低いというのは、精子が前に動く力が弱いということです。
運動率が40%以下の場合、「精子無力症」と診断されます。 前進する精子が32%以下の場合をいうこともあります。
正常な男性の精子は、運動率55%以上あるといわれています。
最初聞いた時は信じられず、あまりにもショックだったので記憶に残っていません。医師から顕微受精の治療について詳しい案内があり、保険適用外で自費にて治療を行うため、かなり高額な治療になると説明を受けました。
不妊治療する場合、女性は特に心身ともに負担が大きくなるので、顕微受精を行う際には、かなり気合が入りました。
そして、成功する確率は50%だと仰り、やはりかなり難しい治療ということも理解しました。
治療する際には、人工的に排卵を起こすなど、生理周期を調整することから始まり、注射を打つのも痛い体験でしたが、排卵・採卵・顕微受精など、一連の流れでじっくりと治療していき、初回の治療で着床したのを確認し、妊娠することができました。
不妊治療を受ける病院の選び方
不妊治療の専門クリニックは看護師の方も含めて対応が丁寧ですし、医師も患者さんが理解できるように分かりやすく説明して下さるのは安心感を得られます。
不妊治療専門のクリニックは、妊婦さんが全くいませんし、患者さん方のプライバシー保護も含めて、充実した環境で治療ができます。
まとめ

- もしかして不妊かも?と感じたら迷わず病院を受診しよう!
- 不妊の原因が男性側にあるケースは最近非常に増えている
- 不妊治療のステップはタイミング療法⇒人工授精⇒体外受精⇒顕微授精と進んでいくが、男性側に原因がある場合、不妊の原因の発覚が遅くなる場合がある
- 精子無力症などの男性不妊が原因の不妊治療については保険適用外となるため、高額の医療費がかかる
- 不妊治療を受ける病院はやはり不妊治療専門のクリニックがおすすめ。妊婦さんも少なく、患者のプライバシーもしっかり守ってくれる
今回のKさんのケースにも当てはまりますが、男性側に不妊の原因がある場合、どうしても原因の発覚が遅くなってしまいます。
原因の発覚が遅くなればなるほど、治療費はかさみ、原因発覚以降はより多くの費用が掛かってしまうケースも多いので、不妊に悩んでいる方はまず男性不妊のチェックをされてみていはいかがでしょうか。

また、費用面だけでなく男性側が積極的に行動することで女性側の身体的、精神的負担は間違いなく軽くなります。
病院で検査を受けるかどうか迷われている方、是非一歩を踏み出してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。