男性の妊活・育児・家事参加を応援するブログ『ベイビーリーフ』。
管理人の”おーたむ”と申します。
今回は男性脳と女性脳の違いが生み出す、男性と女性の家事の方法の違いについて解説していきたいと思います。
奥様から
『休みの日ぐらいは家事手伝って!』
と言われて渋々重い腰を上げて家事を手伝うお父さん。
でも結局家事のやり方が違うことでまた…
『なんでお願いしたこと一つできないのよ。。』
とお叱りを受け、結局口喧嘩に発展。
なんていう夫婦のあるあるが何故起きてしまうのかについて【脳の違い】という側面から見ていきましょう。
目次
男性脳と女性脳が見ているモノの違い

さて、では男性が家事を手伝う時に高確率で奥さんにいやみ事を言われてしまう最大の理由について考えていきます。
男性は遠くを見ることに長け、近くのものが見えない。
これまで複数回に渡って男性脳と女性脳の違いについてご紹介してきましたが、過去の記事でも触れている通り、男性は脳の特性上【奥行き】であったり、【空間全体】を把握することに長けています。
男性の方が地図を読むのが得意と言われる理由もまさにこの特性からです。
男性が原始時代より外に出て狩りをすることを生業としてきたことが理由とも言われています。
つまり、遠くのものであったり空間全体を俯瞰して、今自分がどこにいるのかを把握したりする能力に特化している反面、近くのもの、身の回りのものを把握することが苦手なのです。
女性は身の回りの変化を察する能力に長けている
これに対して、女性は遠くよりも近くのもの、身の回りのものの変化などに非常に敏感です。
女性は原始の時代、男性が外に狩りに出かけている間、自分の子供や家族を身の回りの危険から守る役割を果たしていたことから、このような特性を身につけたと言われています。
上記のような女性特有の能力は現代にも受け継がれ、男性には気づくことができないような【細かい部分の汚れ】であったり、【冷蔵庫の中身】や【トイレットペーパーの在庫数】などを把握し、家庭内が常に【安全で清潔】で【過不足のない状態】を守り続けているんです。
女性脳的家事と男性脳的家事の食い違いの例
では我が家の家事の食い違いの例についていくつかご紹介したいと思います。
大量の洗濯物を干すことよりスリッパの汚れを気にする妻
つい最近起きたまさに【実話】で、私自身が『なるほどな〜』とついつい納得してしまった出来事です。
我が家はまだ一歳の息子がおり、家中をハイハイで歩き回っています。
ある休みの日、私は
『よし!いつも大変そうだから今日は洗濯物を手伝おう!』
と思い立ち、早速洗濯に取り掛かりました。
洗濯という家事を選んだ理由は、人より小柄な奥さんがいつも洗濯物を干す時、物干し竿に必死の思いで手を伸ばしている姿を日頃から見ていたからです。
今振り返れば、その時の私は【今日の家事】全体を俯瞰して見た時に【どれが一番役に立つのか】を考えて、いつも大変な思いをしている【洗濯】を選んだのではないかなと思います。
男性脳的な発想ですよね。
こんな大量の洗濯物を一気に片付けてしまえば奥さんも喜ぶかな〜
なんてことを考えながら洗濯機を回し、大量の洗濯物をベランダに運ぼうとしたその時、奥様からある一言が。
『スリッパ脱いでっ!!!』
…我が家のルールをご存知でないと思うので分かりづらいかもしれませんが、我が家では子供がハイハイするエリアでは【スリッパを脱ぐ】というルールがあります。
何故なら以前スリッパの底についたごみを子供が誤飲してしまったことがあるからです。
もちろん私もそのルールのことは分かってはいたんですが、両手に大量の洗濯物を抱えていたため、ついついスリッパを履いたままベランダに向かってしまったんです。
今はこの洗濯物を干すことが大事だ!
【本日の家事】というタスクの中でも一番重労働で量の多い【洗濯】という家事を俺は率先してこなすんだ!
という思いです。合理主義で成果にこだわる男性らしい判断だと思います。
ですが、女性からすれば大量の重い洗濯物も床の汚れも同じ家事は家事です。更には
目の前の床がスリッパによって汚れる
↓
子供がその汚れの上をハイハイで歩く
↓
子供が床に落ちてるゴミをまた口に入れたら、、、
と、目の前に訪れようとしている我が子の危険を素早く察知した奥さんにとっては
大量の洗濯物よりも目の前の汚れ
の方が重要な問題となったんです。その結果、、、
『スリッパ脱いでっ!!!』
の大発声となりました(笑)
-
空間を認識し、合理的に行動しようとする男性
-
目の前の些細な変化を見逃さない女性
家事一つ取っても男性脳が考える家事のやり方と、女性脳のそれとでは大きく異なってくることがよく分かる例ではないかと思います。
男性が日常的な家事に参加する時のコツ
では以上の例を踏まえて男性が家事に参加する時のコツについて考えていきたいと思います。
男性の家事参加のコツ①自己判断をしない
まず男性が家事に参加する際に肝に銘じておくべきことは、自分の判断で勝手に家事を行わないということです。
そんな奥様任せでいいの?
と思われたかもしれませんが、実はこんなデータがあるんです。
続いて夫、妻ともにフルタイムで働く夫婦の、家事分担に対する理想と現実について見ていきます。
理想とされる家事分担比率は、夫婦平等である「夫50%:妻50%」が43%で、昨年と同様に最多でした。しかし現実を見ると、「夫50%:妻50%」は13%に留まり、最も多い分担比率は「夫10%妻90%」で、理想と現実の間に大きなギャップが生じています。また、夫側に比べ妻側の家事分担比率が高い家庭の方が多く、妻が80%以上の家事を担っている※4と回答した人が、フルタイム共働き家庭の半数を占めました。
共働き夫婦の家事分担調査
上記の通り、共働き夫婦であれば本来は対等に家事を分担するべきであることは頭では分かってはいても、何故か男性は家事ができません(笑)
うちは結構やってるよ!!!
と思っていたとしても、それはもしかしたら『あなたなりの家事』でしかないのでは?
奥様からすれば
あなたの家事は家事ではない
と思っているかもしれません。上記のようなデータが出ている以上、男性は家事の分野では女性には敵わないと考え、奥様に教えを乞うのが一番です。
『何を手伝えばいい?』
と素直に聞くのがベストです。
『そんなの自分で考えてよ』
とあしらわれるかもしれませんが、それでも
なんて言いながらしっかりと奥様からお仕事をいただきましょう。
男性の家事参加のコツ②ちょっとした手伝いでイメージはガラリと変わる!
では最後に奥様が喜ぶ【ちょっと家事】についていくつかご紹介します。
男性でも簡単にできるちょっとしたお手伝いなのですが、効果てきめんです。
是非参考にされてみてください。
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服を脱ぐ時、靴下をきれいに伸ばす
→会社から帰って靴下を洗濯機に入れる時、脱ぎっぱなしにしていませんか?洗濯物を干す時にかなり手間になるのでしっかりと元通りに戻しておきましょう。
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トイレの便座を下げる
→おしっこをした後に便座を上げたままにしてる方は今日から必ず戻すようにしましょう。女性にとっては便座を下げるという動作は結構苦痛のようです(特に子供のいる家庭は衛生面で)。
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食べ終わった食器は水につける
→食器を洗うのはハードルが高くても、食べ終わった食器を水につけるぐらいはできるはずです。水につけておくのとおかないのとでは食器洗いの手間が格段に違います。
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靴をしまう
→子供を抱えながら外出する時、あなたの大きな靴が道を塞いでいると奥様はかなりのストレスを抱えます。自分の靴は必ずしまうようにしましょう。
いかがでしょうか?
どれも簡単ですが、きっと奥様には喜ばれます。なんせ細かい変化にすぐ気づく女性脳ですから、あなたの努力にちゃんと気づいてくれると思います。
是非今日からでも実践しましょう。
まとめ

それでは本日のまとめです。
- 男性と女性ではそもそも家事に対する考え方から違う
- 女性は目の前のものごとの些細な変化を敏感に察知する
- 男性は全体を俯瞰して遠くのものを見ることに長けている
- 男女の見えているものの違いが男性の家事参加のハードルになっている
- 男性が家事参加をする際のコツは奥様に正直に教えを乞うこと
いかがでしょうか。
結局のところ男性は女性に甘えてしまい、家事をやっている!と言いながらも実は大してやっていないというご家庭はきっと多いと思います。
今回の記事が男性陣の皆様の家事参加への一つのきっかけとなれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。