妊活中の男性は生活習慣の見直しをしよう!
と良く言われますが、具体的に改善すべきことってどんなことでしょうか?
今回は妊活中の男性が生活習慣で意識すべきこと、おすすめのアイテムなどについて、私自身の体験談を交えて解説していきたいと思います。
目次
妊活中の生活習慣で男性が改善すべきこと、注意することとは?

よし!妊活スタートしたから生活習慣改善だっ!!
と張り切ってみても具体的にどんなことをしたらいいのか分かりませんよね。
私もそうでした。
男性の妊活における生活習慣でまず押さえておくべき点はたった一つです。
妊活中の男性は精子を元気に保つべし!
妊活中の男性が集中すべきこと、それは
精子を健康に保つ生活習慣を心掛けることです。
精子の健康状態があまり良くない状態では、妊娠できる確率が低くなるからです。
そもそも妊活とは夫婦共に健康上の問題が全くない状態でも、一度のタイミング法(※)で妊娠できる確率は20%程度だと言われており、精子の状態が悪ければその確率は限りなく低くなるでしょう。
※タイミング法:排卵日に合わせて性行為をすること
ここで私の体験談を一つご紹介します。
私は妊活中に2度精液検査を受けたことがありますが、1度目の検査結果では『不妊』と診断されるギリギリの数値が出ました。
※私の精液検査の結果については以下の記事でご紹介しています。ご興味があればご覧ください。

1度目の精液検査以前は1年以上のタイミング法による妊活を試みましたが、もちろん結果は全敗。
その後生活習慣を見直し、2度目の精液検査で結果を改善し、3度の人工授精を経て無事妊娠に至ることができました。
今振り返れば早い段階から自分の精子の状態を把握し、毎日の生活習慣の改善を行うことができていれば、もっと早く妊活を終わらせることができていたのではないかなととても後悔しています。
妊活中に改善すべき悪しき生活習慣①喫煙
では具体的に改善すべき生活習慣について見ていきます。
まず第一に喫煙です。
喫煙については説明するまでも無いと思いますが、精子に確実に悪影響を及ぼします。
喫煙についてはきっぱり辞めることができるなら今すぐに辞めてしまいましょう。
私が不妊治療クリニックに初めて通院した時に真っ先に注意を受けたのも喫煙についてでした。
ドクターとお会いして数分での一言です。
「本気で不妊治療をする気があるならたばこなんか吸ってる場合じゃないと思うけど」
正におっしゃる通りですね。
私の場合はというと、情けない話ですが完全に辞めることはできず、意識的に1日に吸う本数を制限するようにしていました。
※ちなみにだいぶ遅れ気味ですが、現在は完全に禁煙に成功しました。もし本気で禁煙を考えている方、私が禁煙に成功した方法についての記事です。是非参考にしてみてください。

妊活中に改善すべき悪しき生活習慣②ストレス
善すべき生活習慣の2つめはストレスです。
ちょっとこの部分についてはドクターに直接指摘を受けたわけではないので感覚的な内容になってしまいますが、経験的にストレスと精子の健康状態は密接な関係にあると感じます。
妊活当時、私は仕事の新規事業の立ち上げに関わっており毎日かなりのストレスにさらされていました。
何となくではありますが性行為をする時も、以前と比べると射精の勢いが弱く感じたり、
ちゃんと出てるのかな・・・?
と疑問に思うことが多かったんです。
そんな中での1回目の精液検査がひどい結果に終わり、ストレスの精子への悪影響については自分の中で確信に変わりました。
以後、仕事中のストレスをなるべく引きずらないように意識したことで、2度目の精液検査で結果を改善することに成功しています。
具体的なストレス対策法として私が実践したのは呼吸法です。
呼吸法についてはずいぶん前から興味があり、15年以上丹田呼吸(腹式呼吸)を続けてきましたが、最近ではマインドフルネス瞑想・呼吸法が個人的にはかなりおすすめです。
おすすめの理由はいたってシンプルで
やり方がめちゃくちゃ簡単
だからです。
丹田呼吸法(腹式呼吸)はしっかりマスターするとかなりのストレス解消に繋がることは経験的に間違いないんですが、ある程度極めるには時間がかかるんです。
これに対してマインドフルネス呼吸法は一度本を見ながら実践するだけで割と簡単にマスターできる上に、丹田呼吸と同等、もしくはそれ以上のストレス解消効果が期待できます。
マインドフルネス呼吸についてご興味のある方は、以下の書籍を読んでみてくださいね。
物語調になってるのでとても読みやすいです。
精子の元気を奪ってしまう要因③暴飲暴食
こちらはあえて説明するまでも無いかもしれませんが、暴飲暴食も精子の健康状態に悪影響を及ぼします。
若干根拠に乏しいので少しだけ専門家のコメントを引用させていただきます。
高脂肪、赤肉または加工された肉、精製した小麦などの穀類、お菓子と加糖飲料などの摂取割合の高い食事は、精液所見の低下と関係していると報告されています。
引用:京野アートクリニック高輪
精液所見の低下。
ちょっと難しい言い方ですね。
要は精子の状態が悪くなるということです。
妊活中に改善すべき悪しき生活習慣④睾丸への刺激
睾丸への刺激については最近注目が集まっているようです。
辞めたほうがいいと言われているのは以下のような行動です。
- 膝の上にパソコンを長時間乗せて作業すること
- ボクサーパンツをはいて寝ること
- 頻繁にサウナに入ること
上記は全て睾丸を温めてしまう行動です。
温めるのは何でもいいことだ!
と、思ってしまいがちですが睾丸については逆効果のようです。
思い当たる部分がある方は今すぐ改めましょう。
※上記の内容については妊活たまごクラブ2019-2020年版を参考にさせていただきました。
妊活や男性不妊についてもかなり詳しく網羅されているのですごくおすすめです。
また書店で買うのに抵抗がある方は電子書籍版もあります。
ご興味のある方はご覧ください。
男性の精子の健康増進に役立つアイテムなど

男性の精子の健康増進に必須のアイテムは、正直いらないと思う
ちょっと拍子抜けかもしれませんが、精子の健康状態を改善するために、
特別なアイテムは必要ない
というのが私の主張です。
何故ならば私自身がほんの少し生活習慣を見直すだけで、精液検査の結果を改善することができたからです。
アイテムを探すよりも重要なことは、まずはしっかりと病院でご自分の精子の状態を確認し、現状を知るということです。
精子の状態に問題が無ければ今までどおりの生活を送ればいいですし、もしどこかに問題があるならば医師に適切な指導を受けて乱れた生活習慣を一つずつ改善していきましょう。
男性の精子の健康増進アイテム。あえてあげるなら亜鉛サプリ
生活習慣の改善の方法については、基本的にはこれまでに述べてきたことで十分かと思いますが、あえてアイテムを挙げるとするならば
亜鉛サプリ
については適量であれば使用してもいいと思います。
亜鉛サプリ単体でどれだけの効果があったのか測定したわけではないので確証はありませんが、私自身も実際に亜鉛サプリは使用していました。
特に1度目の精液検査の結果を受けて「やばい!」と思ってまじめに使用し始めたのがディアナチュラの亜鉛です。
もう皆さんご存知ですよね。
我が家の場合は妻がディアナチュラの葉酸、私が亜鉛を使用していました。
結果論ではありますが、サプリを使用する前よりも後の方が妊活期間が短かったことを考慮すると一定の効果があったと言っていいかもしれません。
まとめ

今回の記事についてまとめます。
- 妊活中の男性が集中すべきは精子の健康を保つこと!
- 喫煙者はできるだけやめる!または本数を減らそう!
- ストレスをなるべく溜めないようにしよう
- 暴飲暴食は控えよう!
- 睾丸を暖め過ぎないようにしよう!
振り返ってみると妊活中に男性が気を付けるべき生活習慣って、何か特別なことをするわけではないんです。
もしあなたが今まで自分の生活習慣や健康状態について、まじめに向き合ったことがなかったのであれば、妊活の期間はチャンスですよ。
貴重なチャンス、是非最大限に活かしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。