今回は働く妊婦さんの悩み、電車通勤の「辛い・気持ち悪い」を対策する方法の第2弾です!
私の妻もつわり中の通勤にはかなり苦労していました。
夫としてできることは何か、考えてみたもののなかなか答えを出せず悩んでいた時期でもあります。
男性陣の皆様、当記事ではつわり中の通勤のつらさを実際に経験された体験者のエピソードをご紹介します。
是非、ご自身の奥様の状況と照らし合わせていただき男性側がサポートしてあげられることは何かについて考えてみていいただければと思います。
目次
妊婦の期間中の電車通勤でつらかったこと(実際の体験談)

それではまず、つわり中の電車通勤のつらさについて、実際の”生の声“について見ていきましょう!

つわり中の会社の通勤時間の配慮について
私が1人目を妊娠した際は都内で仕事をしており、職場までは電車で30分程度でした。
妊娠初期は悪阻が酷かったので事情を話せば通勤時間をずらす等の配慮をしてくれたとは思うのですが、安定期に入るまではと直属の上司と人事課の方にしか妊娠を伝えていなかったので通勤をずらすことはせず、朝はラッシュ時の電車に乗っていました。
私の妻もつわり中の電車通勤には相当苦労していましたが、つわりの期間中だけは特別にサマータイムの時間での勤務を許され、満員電車を避けることができていました。
とはいえ、妊娠していることを会社に伝えられない妊婦さんもまだまだ多い、というのが現状のようです。
つわりのピーク時の通勤について
悪阻のピーク時は朝の吐き気が特に酷く、時折途中下車して駅のトイレで嘔吐したことも何度かありました。
また、匂いに敏感になっていたので香水などの匂いが近くですると吐き気を催していました。
悪阻が落ち着いた後もお腹が張った時に張り止めのウテメリンを時折服用しており、副作用で息切れや動悸があった際には電車に乗っていても辛かったです。
妊婦にとってマタニティマークは諸刃の剣?
マタニティマークは何かあった時にと思い念のためバッグの目立たないところにつけていましたが、吊革に立っていた際に前に座っていた老夫婦の目についたのか、「こんなのつけてわざとらしい…。」「私の娘の時代にはなかったわよねー。」と直接話しかけてはこないものの、聞こえるように嫌味を言われた事もあります。
席を譲ってほしい訳ではなかったので言われた時には辛かったです。
私の妻も快く席を譲ってくれる高齢者の方もいれば、逆に非難の目を浴びせられたこともあり、本当につらい時以外は持ち歩くことをやめていました。
妊娠中の電車通勤のつらさを乗り切った方法
では続いて電車通勤のつらさを乗り切った実際の方法について見ていきましょう!
妊婦の電車通勤時の工夫(妊娠初期)
妊娠初期で悪阻が酷くなってからは、まず乗り継ぎする駅を変え、少しでも体への負担を減らすため駅のホームからホームの間の移動距離がなるべく少なくなるようにしました。
また少しでも通勤ラッシュの波を避けるためと、気分が悪くなって途中下車しても良いように、なるべく早めの電車に乗り、早めに着いた時には会社の近くのファーストフード店で一旦休憩してから出勤しました。
また、電車内では吐きづわり対策に飴やタブレットを口に入れ、匂い対策にマスクは必至でした。
妊婦の電車通勤時の工夫(妊娠初期)
- 乗り継ぎする駅を変え、ホームからホームへの移動距離をなるべく少なくする
- 通勤時間を早めて、会社の最寄り駅についたらファーストフード店などで一旦休憩する
- 吐きづわりの対策として、常に飴やタブレットを持ち歩く
- 匂い対策としてマスクを常備する
妊婦の電車通勤時の工夫(妊娠中期以降)
妊娠中期でお腹が目立つようになってからは、お腹の張りや腰痛が出てきたので席が空いている時には短い時間であってもなるべく座るようにしていましたが、席が空いていない場合はドアの近くに寄りかかっていました。
また、お腹の張りがきついなと思った時には途中下車してホームのベンチやカフェなど座れる所で一旦休憩してから再度電車に乗っていました。
妊婦の電車通勤時の工夫(妊娠中期以降)
- お腹が出てくると張りや腰痛が生じるため席が空いていれば短時間でも座るようにする
- お腹の張りがきつい場合は途中下車してベンチやカフェで休憩する
本当につらい場合は病院と会社に相談を
私の場合、切迫流産などのトラブルはなく無事出産する事が出来ましたが、電車通勤がきついという方は産婦人科に一度相談しましょう。
産婦人科で母性健康管理指導事項連絡カードに妊娠中の緩和措置を書いてもらい会社に届け出れば混雑時の通勤をずらしてもらう事も出来ます。
何よりも自分の無理のない範囲でお仕事をされる事をお勧めします。
「母性健康管理指導事項連絡カード」(以下、「母健連絡カード」とします。)は、仕事を持つ妊産婦の方が医師等から通勤緩和や休憩などの指導を受けた場合、その指導内容が事業主の方に的確に伝えられるようにするために利用するものです。
女性労働者からこの「母健連絡カード」が提出された場合、事業主の方は「母健連絡カード」の記載内容に応じた適切な措置を講じる必要があります。
まとめ


- 乗り継ぎする駅を変え、ホームからホームへの移動距離をなるべく少なくする
- 通勤時間を早めて、会社の最寄り駅についたらファーストフード店などで一旦休憩する
- 吐きづわりの対策として、常に飴やタブレットを持ち歩く
- 匂い対策としてマスクを常備する
- お腹が出てくると張りや腰痛が生じるため席が空いていれば短時間でも座るようにする
- お腹の張りがきつい場合は途中下車してベンチやカフェで休憩する
- 母性健康管理指導事項連絡カードを活用し、会社に通勤緩和などの配慮をしてもらう
いかがでしたでしょうか。
通勤のつらさを緩和できれば、妊婦さんの仕事への取り組み方も大幅に変わってくるはずです。
妊婦さんへの配慮が当たり前に行われる社会が実現されることを切に願います。
最後までお読みいただきありがとうございました。