病院に行かなくても自分の精子の状態を確認できる・・・!
男性にとっては非常に心強い味方となりそうな精液検査郵送キットですが、精度や検査できる項目はどのようなものなのでしょうか?
目次
精液検査を自宅で行い郵送できるキットが登場!

最近は不妊の原因の約50%が男性にあると言われ、不妊治療において男性の精液検査は必須の項目になってきています。
ですが、男性にとって精液検査のために不妊治療専門クリニックや産婦人科を受診するのはまだまだ抵抗があるもの。
そんな悩みを解消できるグッズとして自宅で精液を採取し郵送で検査を行えるキットが登場してきています。
実際に内容について見ていきましょう!
ベビーライフ研究所 郵送精子検査サービス
妊活から出産・育児までをトータルにサポートするサプリなどを開発・販売されている企業、ベビーライフ研究所が行う郵送精子検査サービスです。
ベビーライフ研究所の郵送精子検査サービスの最大の特徴は、採取した精液を精子専門検査機関である株式会社OESで行うことができるという点です。
株式会社OESは創業から10万人以上の精子検査の実績があるとのことですので、信頼感がありますね。
郵送精子検査サービスの価格
では気になる価格帯について見ていきましょう。
ベビーライフ研究所郵送精子検査サービスの価格一覧
- 1回検査フォトなしパック
2,680円(税抜)送料無料 - 2回検査フォトなしパック
5,280円(税抜)送料無料 - 1回検査フォトEXパック
4,900円(税抜)送料無料 - 2回検査フォトEXパック
8,800円(税抜)送料無料※フォトありの場合、200倍・400倍の静止画像の拡大写真つき
今すぐ試したい!もう少し詳しく見てみたい!という方はベビーライフ研究所 郵送精子検査サービスの公式サイトをご覧ください。
郵送精子検査サービスの検査項目
郵送精子検査サービスの検査項目は以下の通りです。
ベビーライフ研究所郵送精子検査サービスの検査項目一覧
- 精液量
- 精子濃度
- 総精子数
- 精子正常形態率
もう既に病院で精液検査を受けられたことがあったり、精液検査について詳しく調べている方は
あれっ?
と思われたかもしれません。そう、郵送精子検査サービスでは精子の運動率などを見ることはできません。
※病院で精液検査を受ける場合、以下のような項目に基づいて精液の状態を診断されます。
- 精液量
- 精子濃度
- 運動率
- 総運動精子数
- 奇形率
運動率は採精後1時間とか2時間以内に検査を行わないと確認することができないので、郵送で行える検査項目は主に精子の量や状態を見るということになります。
検査項目についてもう少し詳しく知りたいという方はベビーライフ研究所 郵送精子検査サービスの公式サイトをご覧ください。
精液成分郵送検査 バディチェック
精液成分郵送検査バディチェックは株式会社ダンテの商品です。
こちらの商品は病院で行う基本的な精液検査の項目(WHOの基準)の一部に加えて独自の検査項目を用いています。
精液成分郵送検査 バディチェックの価格
では気になる価格帯について見ていきましょう。
精液成分郵送検査 バディチェックの価格
- 精液成分郵送検査『バディチェックPt』プラチナ(全5項目)
9,800円 - 精液成分郵送検査『バディチェックTs』テストステロン
4,500円 - 精液成分郵送検査『バディチェックCr』クレアチン
2,980円 - 精液成分郵送検査『バディチェックOx』プラチナ
4,500円※すべての商品に基本項目3種「精子濃度・精液量・総精子数」は含まれる
精液成分郵送検査 バディチェックの検査項目
バディチェックは精子の能力を知るだけでなく精液が男性のコンディションやQOLの向上に大きく関わっているという視点から開発された商品であるため、検査項目も非常に斬新な内容となっています。
精液成分郵送検査バディチェックの検査項目
【基本項目3種】
- 精子濃度
- 精液量
- 総精子数
【商品ごとの検査項目】
- 精子のサビ具合(8-OHdG)
対象商品:バディチェックOx - テストステロン(社会性ホルモン)
対象商品:バディチェックTs - 精子の動きを活発にする成分クレアチンの量
対象商品:バディチェックCr - 精子形成のための重要な役割を持つ亜鉛の量
対象商品:バディチェックPt - 細胞分裂やたんぱく質の合成に関わるスペルミンの量
対象商品:バディチェックPt
ベビーライフ研究所の郵送精子検査サービスと同様に、WHOの検査項目の1つである運動率の測定はできません。
精液の郵送検査と病院での精液検査
これまで自宅にいながら郵送で精液検査ができる画期的な商品について見てきましたが、どちらにも共通して言えることは
郵送でできる精液検査はWHOの定めた検査項目の全てを網羅することはできない
ということです。特に精子の運動率については精液を採取してから時間を空けずに検査をする必要があるため、郵送での検査には限界があるようです。
精子の運動率については精液の状態を知る上では非常に重要な項目となるため、より詳しい結果を知りたいとお考えであればやはり病院での検査を受ける必要はあります。

では郵送での精液検査は結局意味が無いのか?
と言われますと、筆者としては『確実に意味がある』と答えます。
筆者は過去に2度産婦人科で精液検査を行いましたが、もしその時に郵送での精液検査キットの存在を知っていれば確実に使用していただろうと考えるからです。
女性だらけの産婦人科の待合室で男一人で精液検査の順番待ちをする
あの気まずさと不安感は経験した人間でないと分からないと思います。もし事前に郵送での精液検査を行いある程度結果の予測が立てられていれば、気持ちの負担はかなり軽減されたのではないかなと感じます。
精液検査は最終的には病院でしっかり受けることをおすすめしますが、その前段階として郵送での精液検査で自分の現状を知っておく、という使い方は筆者としてものすごくあり!だと考えます。
また最近ではスマホと連動して精子の運動率も調べることができるキットも発売されるようですので、今後の精液検査の利便性がどんどん上がってくることを願うばかりです。

まとめ

- 郵送で精液検査ができるキットの価格帯は約2,500円~10,000円程度
- 病院での精液検査では精液量・精子濃度・運動率・総運動精子数・奇形率などの項目をWHOの基準に基づいて診断されるが、郵送での精液検査では運動率などを測定することはできない
- 筆者が考える郵送での精液検査の「意義」とは、病院での精液検査を受ける前の事前セルフチェックとしての活用法という意味合い。事前チェックでの結果が悪ければ日頃の生活習慣を見直すことで本番(病院での精液検査)で良い結果を出すことができるはず!
いかがでしたでしょうか?
不妊の原因の約50%が男性側にある、ということは私達男性陣も日頃から自分の精液の状態を良い状態に持っていくための生活を行わなければいけないということです。
精液検査の結果は変動します(体験談)ので、是非郵送で手軽にできるセルフチェックで日々の状態の確認を行っていくようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。