男性の妊活・育児・家事参加を応援するブログ『ベイビーリーフ』。
管理人の”おーたむ”と申します。
今回は育児中の奥様方に是非読んでいただきたい記事となります。
小泉進次郎環境大臣の育休取得が話題になるほど、最近では男性の育児休暇取得を推進する動きが活発になってきていますね。
実際に多くの男性が既に育児休暇を取得しているようですが、その実態についてはかなり賛否両論あるようです。
特に【とるだけ育休】と揶揄されるほど家事や育児を全くと言っていい程手伝わない夫たちが激増しているようで、ある種の社会問題となりつつあります。
そこで今回は実際に夫の育休を経験された奥様方の体験談を参考にしながら、これから育休を取得する予定のある旦那様にしっかりと育児をさせる方法について考察していきたいと思います。
目次
とるだけ育休の実態
ではまずとるだけ育休の現状と実態について見ていきたいと思います。
とるだけ育休の夫の家事・育児時間
引用
1人以上子どもがいる約4000人の母親を対象に行った民間企業などの調査(パパ・ママの育児への向き合い方と負担感や孤立感についての調査)によると、夫が育児休業を取得したという回答が約500人。そのうち、どのくらい育児や家事に費やしたか聞いたところ、8時間を超えると答えた人が20.1%だった一方、1時間以下が17.7%、1時間超2時間以下が14.6%もいたことが明らかになりました。 つまり、3人に1人が育休を取っても家事や育児が1日2時間以下の、育休を取ったというある意味ポーズだけの「とるだけ育休」の実態が浮き彫りになりました
引用: https://toyokeizai.net/articles/-/328406 (東洋経済online )
育休で会社を休んでも1日2時間すら家事・育児を手伝わない夫がなんと全体の3割以上いるという結果でした。
皆様は上記の結果を見てどのように感じられたでしょうか?ちなみに今隣にいるうちの奥様は『まあ、そんなもんじゃない?』とあまり驚いた様子はありませんでした(笑)
とるだけ育休夫に対する奥様の不満の声
では続いてとるだけ育休夫に対する奥様の赤裸々な声についても見ていきたいと思います。

なかなか厳しいご意見が飛び交っていますが、上記の内容を少し整理するとポイントは以下の3つに絞られるのではないかなと思います。
-
産後の奥様の体力の衰えに対しての配慮や理解が足りない
-
自ら行動ができない、分からないことはすぐに聞いてくる
-
簡単な家事もちゃんとできない、優先順位がつけられない
男性育休に対する奥様の満足の声
それでは逆に男性の育休にとても満足されている奥様方の実際の声について見ていきたいと思います。

さすがに満足度の高い奥様方の声ですね。男性陣もすごく頑張っている様子です。
ですが、皆様もう一度だけ上記のデータをじっくりと眺めてみてください。
いかがでしょう?
ほぼ全ての奥様方の声に共通している部分があることにお気づきになりましたでしょうか。
ちょっと抜粋してみますね。
貴重な新生児から一緒に育児をし、大変さを共有できた
特に気にも留めていなかった事の大変さを実感
育休中に育児に自信が着いた
悩みや大変さを共有した
相手の大変さややってほしいことを思いやって行動
お互いに家事についての考えを見直し、共有
育休中に育児の過酷な部分を共有
見事なまでに【大変さの共有】や【大変さの実感】といった主旨のワードが溢れ返っていますよね。
とるだけ育休で手伝わない夫に育児をさせる方法
これまで見てきた内容を一度整理したうえで旦那様のとるだけ育休を阻止し、家事・育児に参加させる方法について考察します。
体験談から考察する夫が家事・育児を手伝わない理由
では先ほどの項目でまとめた内容をもう一度振り返ります。
- 産後の奥様の体力の衰えに対しての配慮や理解が足りない
- 自ら行動ができない、分からないことはすぐに聞いてくる
- 簡単な家事ですらちゃんとできない、優先順位がつけられない
育児に対する大変さ・過酷さの実感と共有
これらの奥様方の生の声を基に、夫が家事・育児を手伝わない理由についてあえて【一言】に置き換えてみたいと思います。
夫が家事・育児を手伝わないのは
当事者意識の欠如
が原因です。もっとシンプルに表現するならば、夫にとって家事・育児とは
どこか他人事
なのです。
奥様方からすれば『は?』と思われるかもしれませんが世の中の夫達の大半が
家事・育児は他人事。最終的には奥さんに任せておけばいい
と思っているんです。潜在的に。
すごく極端なことを言っていると思われるかもしれませんね。ですが、当記事をここまで読み勧めてくださっているあなたにだけは、是非このように考えて欲しいんです。繰り返します。
夫にとって家事や育児は誰かがやってくれるもの
猛烈に腹が立つかもしれませんが、これは事実なのです。
なぜそこまで断言できるのかについては、ここで説明するとかなり長くなってしまうので割愛しますが、今回お話している内容を【事実】と受け止めることで、あなたの夫の行動を促すことができます。是非受け止めてください。
とるだけ育休で手伝わない夫に育児をさせる方法
では最後にとるだけ育休夫の行動を促す方法について具体的に解説しましょう。
あなたが取るべき最良の手段。それは。
【1日だけ育児を放棄する】
これです。
ちょっと過激な表現になってしまいましたが、放棄と言っても全てを投げ出して家出するというようなものではなく、
- 無理やり用事を作って1日出かける
- 体調が悪い日は1日中寝てる
- 1日だけ実家に帰る
などなど。丸1日だけ全ての育児を夫に任せて自由の身になってください。
まだ授乳中のお子様がいるご家庭は難しいかもしれませんが、ミルクで代用が可能であれば是非実施してみてください。断乳されているご家庭であればいますぐにでも。
先程、夫にとっての育児は【他人事】であるとお伝えしましたが、あなたが1日いない状況を作ることで、夫に【自分がやるしかないんだ】という意識付けをするということです。
もちろん1日でも子供と離れるということは母親にとっては不安でしょうがないことかもしれません。
もしどうしても不安が拭えないという場合は、近くのカフェなどで自由を満喫しつつ、いつでも帰れる状況を作っておいても問題ありません。
とにかく重要なことは旦那様に育児の全てを【1日だけ任せる】という決断と行動です。もしかしたらものすごく長い1日になるかもしれませんが、効果はてきめんです。
私自身、妻が実家の方の不幸があり1日だけ子供を一人で見ていなければいけない時がありましたが、そのたった1日でも母親の【偉大さと大変さ】を身にしみて感じました。息子が1歳になったばかりの頃です。
こんなに大変だったの…?
と毎日の育児の過酷さを【実体験】して以降は、積極的に育児や家事に参加するようになりました。
まとめ

今回の記事のまとめです。
- 育休を取得した夫の3割以上が1日の家事時間が2時間未満
- 育休をとっているのに家事を手伝わない【とるだけ育休】が問題視されている
- 夫が家事・育児を手伝わない最大の原因は当事者意識の欠如にある。すなわち【自分がやらなくても誰か(あなた)がやってくれるという意識。他人事。
- 夫のとるだけ育休を解消し、家事・育児を手伝ってもらうための方法は【1日育児放棄】がおすすめ。放棄と言っても過激なものではなく、母親があえて1日だけ育児を夫に【任せる】ことによって、夫の当事者意識を芽生えさせることが狙い。
いかがでしたでしょうか。
やや荒療治気味ではありますが、母親にとって1日でも子供と離れるということはかなり勇気のいる決断だと思います。
でもだからこそ決断には価値があり、意味があります。
是非あなたの旦那に育児・家事の過酷さ、地道さ、大変さを身をもって体験させてあげてください。
きっとあなたの日々の努力に対して共感を示してくれるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。